
調理員が握ったおにぎりをおいしそうに食べる児童=鶴見小
「米飯を残さず食べてほしい」―。そんな思いから、別府市内の四つの小学校が、給食の米飯をおにぎりにして食べさせるユニークな取り組みをしている。児童の目の前で愛情たっぷりのおにぎりを握ったりすることで、米飯の食べ残しは大きく減ったという。”おにぎり隊”の調理員らは「楽しそうに食べてくれる」と喜んでいる。
米飯をおにぎりにしているのは上人、南立石、鶴見、緑丘の各小学校。
鶴見小(佐藤勝博校長、563人)では「児童はおかずばかりに目が向き、米飯は残す傾向」という悩みを解消するため、5月下旬からスタート。週に2、3回の米飯の日に合わせて1学年ずつ、おにぎり隊が教室を回り始めた。
4年生までを対象として、調理員は児童が給食を食べている際、残った米飯でおにぎりを握る。「おにぎりいる人?」と声を掛けると、ほぼ全員の手が挙がり、ご飯のケースはあっという間に空になる。
照山智子学校栄養職員(26)は「お米を食べると満腹感を得られ、油分を取りすぎることなくバランスの良い食事ができる」と説明。調理員たちは「塩味が付いて食べやすくなったり、握り込むことで量が少なく感じられるのかもしれない。少し手を加えるだけで、子どもの食べ方が変わる」と話す。
同校ではこれまで、地産地消、セレクトメニュー、リクエストに応えた献立作りなど、おかずに工夫を凝らしてきたが、米飯については、まぜご飯にするなどに限られていたという。
緑丘小は鶴見小と同じ方法で、7月からスタート。上人小、南立石小では月に1~3回、配膳(はいぜん)の前に、調理員がすべての米飯をおにぎりにしている。各校とも「調理員が子どもたちとコミュニケーションを取るいい機会にもなっている」と話している。
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