
完成した漆喰看板
津久見市特産の石灰石を原料にした漆喰(しっくい)の飲食店看板が完成した。制作者は、市教育委員会が毎年開催する「フレスコ画教室」の講師を務める造形作家、村尾佳州子さん=東京都小平市。個性的な作品が注目を集めそうだ。
村尾さんは武蔵野美術短期大学でフレスコ画を学び、卒業後は左官職人に師事しながら鏝絵(こてえ)の技法を創作に取り入れた。
県石灰工業会(古手川保正会長)では、日本一の石灰産地である地域の特性を、まちづくりに役立てようと、フレスコ画教室に材料を提供するなど支援を続けている。ことしの教室は31日~8月1日に市公民館で開かれ、受講生募集中。
こうした工業会と村尾さんの活動に、マグロ料理での地域活性化を目指す「津久見まぐろ研究会」(加茂紀代子会長、35店)が呼応し、加盟店の看板の制作を依頼した。村尾さんは昨年秋、各店を訪れ、店主や店の雰囲気をつかんだ。
正味6カ月間で1次分として18点が完成し、市内に到着した。ザルをカンバス代わりにして漆喰を立体的に塗り付けて彩色しており、直径は約30センチ。マグロを下げる漁師姿の小料理店主や、洋食店のテーブルを囲む家族のだんらん、マグロをにぎるすし店主など、それぞれの個性、特徴を絶妙にとらえている。
まぐろ研究会では作品を15日から大分銀行津久見支店ロビーに展示するほか、制作依頼(制作費1点約3万円)を仲介する。問い合わせは津久見商工会議所(TEL0972・82・5111)内の研究会事務局へ。
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