
本年度の行革の方針について議論する広瀬勝貞知事と部局長ら=13日、県庁
県の行財政改革本部会議が13日、県庁であり、県有施設や地方機関の見直しを議論。現在11カ所に分散している農林水産研究センターは来年度に向けて研究の重点化や拠点の集約を検討することにした。広瀬勝貞知事は財政運営を安定させるため、中期行財政ビジョンが終了する2011年度末時点の基金残高に新たな目標を設定するよう指示した。
会議は非公開で、終了後に佐藤健総務部長らが協議内容を説明した。農林水産研究センターは農、林、水の各試験場をまとめたもの。野菜の場合、試験地が宇佐市、豊後大野市三重町、竹田市久住町に分かれている。会議では「研究テーマを大幅に絞り込むべきだ」といった意見が出た。
片岡登喜男農林水産部長は見直しの視点を▽現場のニーズに応える研究の重点化▽研究のスピードアップ▽成果の迅速な普及―と説明。「試験場所は理由があって分散しているが、集めた方が効率的との議論もある。秋ごろに見直しの骨子を示したい」としている。
大分農業文化公園(杵築市山香町、宇佐市安心院町)は有料施設の「花昆虫館」が年間5、600万円の赤字が出ているため、廃止するか形態を見直すかの方向で詰めることを決めた。防災航空隊の基地になっている県央飛行場(豊後大野市大野町)は多面的な利用ができないか検討する。
中期ビジョンの収支見通しでは、11年度末の基金残高は65億円(08年度の最終専決後の繰り戻しを含む)と見込んでいる。広瀬知事は「今後の財政運営を考慮すると少ないのではないか」として上積みを前提とした目標額を示すことになった。
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