大分のニュース

障害者スポーツ 指導者に熱視線

[2009年07月06日 14:56]

フライングディスクの実技を学ぶ受講生=4日、別府市の太陽の家

 県障害者スポーツ指導者協議会(堀川裕二会長)は4、5の両日、別府市内竈の太陽の家コミュニティーセンターで初級指導員の養成講習会を開いた。約90人の受講者の中には、車いすの利用者が過去最多の6人いた。
 講習会は、障害者スポーツの普及に欠かせない指導者の養成を目的に毎年開催している。今年も福祉を学ぶ学生や福祉施設の職員を中心に、県内全域から指導者を目指す人が集まった。期間中は、指導する際の安全管理、身体や知的など障害別に適したスポーツや指導法―などについて講習を受けた。
 同協議会によると、車いす利用者の受講は例年、1人か2人。「6人は飛び抜けて多い。昨秋、県内で開催された全国障害者スポーツ大会・大分大会(障スポ)などで、障害者スポーツの普及に関心が高まっているのだろう」と話す。
 6人の中には障スポに出場した選手もいた。アーチェリー競技に出た日田市の投野(なぎの)文仁さん(34)は、「ほかの障害者スポーツや指導法を学ぶことは自分の競技にも役立つはず。また将来、ほかの人にスポーツの良さを伝えることもできる」とにっこり。
 重度障害者のスポーツ「ボッチャ」選手の別府市の太田恵蔵さん(54)は「障害者スポーツ普及のために何かしたいと思った」と受講のきっかけを話した。
 堀川会長は「人数が増えたのに加え、障スポに県代表選手として参加し、活躍の幅を広げようと受講した人もいた。今後、障害者スポーツの普及に弾みがつくだろう」と期待している。

 <ポイント>
 障害者スポーツ指導員 財団法人「日本障害者スポーツ協会」の養成研修などを受講すれば登録することができる。経験年数により、初級、中級、上級、スポーツコーチがある。福祉施設などでのスポーツ指導や普及活動、各種大会の運営などに参加することができる。県内では初級と中級の養成研修が実施されている。09年1月末現在で、635人が登録している。

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