
佐藤さんが九重町松木の川で見つけた絶滅危惧種のアカザ=5日
環境省と県のレッドデータブックで、絶滅危惧(きぐ)[2]類に分類されているアカザ(ナマズ目アカザ科)を九重町松木の自営業佐藤文雄さん(76)が近くの松木川で見つけた。地元住民らは「豊かな自然が戻った証拠。町の宝だ」と喜んでいる。
4日午後、大雨で堆積(たいせき)した流木などを片付けていた際、岩の下に10匹ほどのアカザを見つけ、捕獲した。昨年もアカザと思われる魚を見つけており、注意して作業していたという。
アカザは夜行性で、水生昆虫を捕食。体は赤褐色で10センチほどに成長する。胸びれと背びれの鋭いとげで刺すことがある。
九州各地で、アカザの分布調査をしている大分マリーンパレス水族館「うみたまご」学芸員の星野和夫さん(41)によると、農薬の影響などで個体数の減少が心配されているが、近年では県内での目撃情報が増えているという。「松木川が美しい水であることは間違いなく、川全体から環境保護を考えるきっかけになれば」と話した。
佐藤さんは「子どものころ川で遊んだ思い出がよみがえった。大切な自然を守り伝えたいと思う」と語った。
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