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“1円パチンコ”大当たり 4割の店が導入

[2009年07月04日 14:22]

1玉50銭のパチンコを楽しむ人たち=大分市内のパチンコ店

 1玉が2円や1円の貸し玉料金で遊べる「低価格パチンコ」が人気を集めている。最近は1玉が0・5円の「50銭パチンコ」まで登場。中小規模の店が大手系列店との“すみ分け”を模索して始めたという低価格パチンコ。「少ない額で長く遊べる」「大負けする心配が少なく、安心」と不景気な時代に新たなファンを開拓している。

 風営法では、ギャンブル性を抑えるためパチンコの貸し玉料金は「1玉4円」を上限と規定。全国も県内も4円が主流。業界関係者によると、低価格パチンコは2006年ごろ東京で登場したという。

 大分市奥田のCPセントラルパークが低価格パチンコを導入したのは07年。現在は、358台あるパチンコ台の約半数が2円、1円の台。今年5月には50銭パチンコを39台開設した。以来、50銭の台はほぼ満席の状態が続いているという。

 50銭パチンコを楽しんでいた大分市の会社員男性(34)は「少額でも長い時間遊べるのが魅力」。1円パチンコを打っていた同市内の主婦(58)は「以前は4円だったが、最近はもっぱら財布に優しい1円で遊んでいる」と低価格パチンコを評価する。

 力武一郎社長(45)は「集客力や資本力がある大型店と4円の“土俵”で競っても勝てないので、東京で話題になっていた低価格パチンコを導入した。4円パチンコを好む客は減ったが、新たな客層を開拓できた」と話す。さらに、「今では県内の約4割の店が低価格パチンコを導入している。今後も増えそう」とも。

 同市宮崎のパーラージェイズ大分店は昨年2月、「1円専門店」に“衣替え”した。永井和彦主任(33)は「近くに大型店が進出し、すみ分けをしないと生き残れなくなった。近所の人から遊びやすくなったという声も寄せられていて、客数も増加した」と話す。

 県遊技業協同組合の金在哲理事長は「貸し玉料金を4円から1円にすれば、売り上げは激減する。低価格化は店舗にとって“苦肉の策”だ。それでも低価格化を進める店が多いのは、不景気で気楽に親しめる娯楽として人気を集めているからだろう」と分析している。

【ポイント】パチンコ店の店舗数と台数…全日本遊技事業協同組合連合会(東京都)によると、2008年の県内の遊技場の店舗数は147で、1992年の235をピークに減少を続けている。一方で、パチンコとスロットの合計台数は92年以降、6万台前後で大きな変化はない。県遊技業協同組合によると、県内では1店で700台以上を備える大型店の進出が進む一方で、中小店の閉店が相次いでいる。

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