
安全基準を満たす3人乗り自転車=大分市府内町のサイクルショップコダマ
幼児2人を乗せて運転する自転車の「3人乗り」が3日、県内でも解禁となった。大分市内の自転車販売店は早速、この日から安全基準をクリアした専用自転車の販売が始まった。
全国のほとんどの地域では1日に解禁されたが、大分県は県公安委員会の道路交通法施行細則の一部改正手続きのため、3日にずれ込んだ。
「3人乗り」ができるのは強度や安定性、ブレーキ性能などの基準を満たす自転車に限られる。自転車協会(BAA)か、製品安全協会(SG)の適合マークが目印。運転できるのは16歳以上で、専用座席に乗せることができる幼児2人はいずれも6歳未満。6歳未満の幼児1人を座席に乗せ、4歳未満の幼児を背負うこともできる。
県警交通企画課は「専用の自転車以外の『3人乗り』は違反。改正道交法で努力義務の規定が設けられた幼児のヘルメット着用も徹底してほしい」と呼び掛けている。違反者には2万円以下の科料または罰金の罰則があるが、「当面は指導にとどめる」(同課)としている。
大分市内の自転車専門店「サイクルショップコダマ」では、この日から3台の適合車の取り扱いをスタート。太めのフレームに、安定性の高いスタンド、幼児用の座席にはシートベルトが付いている。価格は5万円台からと通常の自転車に比べ高い。
同社の児玉憲明企画担当は「既に数件の問い合わせがある」というが、「車社会の地方都市では都市圏ほどニーズは高くない。子どもが小さい時期だけ使うので、市場もそれほど大きくないのでは」と予測する。
市内の主婦、水江真琴さん(31)と門脇智子さん(26)は「安全性が高い自転車が出るのは良いが、値段が高い。自治体などがレンタル制度を整備してくれると助かる」と提言した。
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