
店内にはお中元の特設売り場も開設され、いよいよ本格的な夏物商戦に突入=トキハわさだタウン
官公庁で夏のボーナスが支給され、県内の大型店や商店街では今週末から本格的な夏物商戦に突入する。だが、公務員のボーナスは約1割減となり、民間企業も不景気による業績悪化で軒並み大幅減となる見通し。小売業界は「消費者の財布のひもは例年になく固い」と見ており、商戦の行方に気をもんでいる。
トキハわさだタウン(大分市市)は、「夏のクリアランスセール」を昨年より4日早めて6月27日からスタート。経済情勢が厳しいため、開始時期を前倒しして消費者の取り込みを図るのが狙い。しかし、夏物衣料を中心に価格重視の傾向が強く「例年以上に値段にシビア」(同店業務課)。
中元商戦も始まっていて1階中央広場に特設売り場を開設。ビール、そうめん、フルーツなどの商品を陳列。「来店者の“予算”は1万2千円前後で、1回の来店で3~4人に3千~4千円の商品を贈る客が目立つ」と同店。
ジャスコパークプレイス大分店(同市公園通り西)でも、昨年より1週間早くセールに着手した。岩本賢治店長は「ボーナスが減額され、今夏の可処分所得は確実に減る。お中元など義理を果たす支出は削りにくいので、趣味や余暇の支出にしわ寄せが来ている。夏物商戦は非常に厳しい」。
同店ではTシャツなど多くの夏物衣料は昨年より単価を3割近く落とした。「価格を下げても品質は落とせない。生活に身近な商品に重点的に力を入れたい」と岩本店長。
一方、家電量販店は政府のエコポイント制度を“追い風”に地上デジタル放送対応テレビ、エアコンなどの売り込みに懸命。
ケーズデンキパークプレイス大分本店(同)の川越久範店長は「高性能、高付加価値のベストな商品より、比較的価格の安いベターな商品を選択するお客さんが増えた。不景気で財布のひもは固めだが、夏物商品をPRして商戦を盛り上げたい」と話している。
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