大分のニュース

「昭和の町」にサントリー地域文化賞

[2009年07月03日 10:13]

官民連携しての中心市街地活性化の取り組みが評価され、サントリー地域文化賞に選ばれた豊後高田市の「昭和の町」

 豊後高田市の「昭和の町」が、地域の文化向上や活性化に貢献した団体などを顕彰する第31回サントリー地域文化賞に選ばれた。全国5件のうちの一つ。賞を贈るサントリー文化財団(佐治信忠理事長)の関係者らが2日、大分県庁内で会見し発表した。贈呈式は8月5日、東京で開かれる。
 財団によると、商店主、商工会議所、行政が連携し「昭和の町」という視点で中心商店街を魅力的にしようと取り組んでいる点を評価した。副賞の200万円は「昭和の町」の代表として豊後高田市観光まちづくり会社(野田洋二社長)に贈る。
 財団の今井渉専務理事は「観光地としても定評のある町になっている。地域の皆さんが一緒になってまちづくりに努めているのが高い評価となった。景観が懐かしいだけでなく、暮らす人との交流に昭和の雰囲気を感じた」と話した。
 「昭和の町」づくりは、商店街に活力があった昭和30年代のにぎわいを取り戻そうと、2001年に始まった。商店街を昭和時代の街並みに再生。当初、約4割あった空き店舗も現在では2割以下にまで減った。07年度には約36万人の観光客が訪れた。
 野田社長は「商店街が一体となって頑張ってきた努力が認められた。これまで以上に連携し、活性化に努めたい」、永松博文市長は「地域の皆さんで商店街を残したいと取り組んできた。今後もさまざまな取り組みを展開し、誰もが楽しめる昭和の町にしたい」と喜びを語った。

 <ポイント>
 【サントリー地域文化賞】 サントリー文化財団が文化活動やコミュニティー活動などを対象に、地域文化の発展に貢献した個人や団体に贈っている。これまで県内からは「県民オペラ協会」「湯布院自然と文化のまちづくり」など6件が受賞。「昭和の町」は11年ぶり7件目となった。

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