
63日間の実習を終えて帰港した実習生=29日、臼杵市
海洋科学高校(藤原崇能校長)の実習船「新大分丸」が29日、63日間の本年度第1次遠洋航海実習を終えて臼杵市の臼杵港に帰ってきた。今回の実習でとれたメバチマグロは、同校生徒がとったマグロとして県内で流通することになる。帰港式後、関係者らを対象にマグロ料理の試食会も開かれた。
海洋技術専攻科1、2年生9人を含む、総員32人で航海。当初の予定ではハワイ南方海域でマグロはえ縄操業実習をした後、米国ハワイに上陸する予定だったが、新型インフルエンザの感染拡大防止のため、上陸は見送られ船員は船内待機となった。
帰港式では藤原校長が「ハワイ上陸断念の決断は心苦しかったが、互いに支え、励まし合って乗り越えてくれた」、在校生代表の神崎健太郎君(海洋技術科3年)が「元気でたくましくなった姿を見てほっとした気持ち」と出迎えの言葉。実習生の池田毅君(専攻科2年)が「心身共に健康な状態で実習に取り組めた」と述べた。
この後、同校でマグロ料理の試食会があった。今回の実習でとれたメバチマグロの刺し身のほか、魚コロッケ、くしカツ、かま焼きなどが振る舞われた。県漁協の成松和寿経済事業部長は「鮮度が保たれていて脂の乗り具合がちょうどよく、うま味が残る。青魚が主体の大分でも県民に受け入れられやすいのでは」と感想を話した。
今回の操業では17・5トンの水揚げがあったが、このうち中型メバチマグロ3・7トンは、同校生徒が操業したマグロとして県内で販売されることになった。7月11日、大分市公設地方卸売市場の市場開放で販売するほか、同下旬ごろからはスーパーマーケットの店頭などにも並ぶ予定。
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