
ダイナミックな動きで観衆を魅了した昨年の庄内神楽定期公演
由布市庄内町の伝統芸能・庄内神楽を継承する地元の12神楽座でつくる「庄内神楽座長会」(日野康善会長)が、地域伝統芸能活用センター(本部・東京)主催の地域伝統芸能大賞「地域振興賞」に輝いた。県内の団体が同賞を受けるのは、1999年度の鶴崎おどり保存会(大分市)以来、10年ぶり2団体目。「神楽の継承を通じて地域おこしに貢献する取り組みは全国のモデルになる」と、高い評価を受けた。
座長会は1977年に発足。庄内神楽の保存に尽力する一方、毎月1回(5~10月)の定期公演、神楽と音楽を融合させたミステリアスライブ(8月)、神楽祭(11月)―といったイベントを精力的に企画。市内では今年4月に初めての全国神楽大会も開催され、今では庄内神楽は由布市の“お家芸”となっている。
昨年夏には由布高校郷土芸能部が全国高校総合文化祭(郷土芸能部門)で最高賞の文部科学大臣賞を受けて全国制覇を達成、東京・国立劇場の舞台を踏んだ。将来を担う若い世代が目覚ましい活躍を見せる中、“親分格”の座長会が新たな栄誉に輝いた。
表彰式は10月に鳥取県で開かれる「第17回地域伝統芸能全国フェスティバル」であり、座長会を代表して「中(なか)臣(とみ)神楽座」が出席。全国が注目する“ひのき舞台”で神楽を披露する予定という。
日野会長は「歴代の関係者が伝統を受け継ぎ、長年努力してきたことが認められた。座長会だけでなく、庄内神楽全体としていただいた賞と思う。今後も精進を重ね、神楽を地域活性化につなげたい」と話した。
地域伝統芸能大賞は、伝統芸能を活用して地元の観光促進や商工業の振興に貢献した団体・個人に贈られる。保存継承、活用、支援、地域振興の各賞を設けている。地域振興賞は本年度までに17の団体・個人が受賞している。
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