
再オープンした日田シネマテーク・リベルテ。館内に設けられたカフェ(上)
日田市内唯一の映画館で、休館中だった「日田シネマテーク・リベルテ」が27日、リニューアルオープンした。同市出身の原茂樹さん(32)=天神町=が新支配人に就任し、再建に乗り出した。
リベルテは1991年に開館。徐々に客数が減り、2007年9月に休館した。若い女性支配人の下で08年3月に再オープンしたが、約8カ月で休館に追い込まれた。
原さんは日田高校出身。卒業後は福岡市で音楽活動を続けていた。昨年までは休日になると映画館に通う熱心な客の一人。自らのアイデアを女性支配人にぶつけた。
そんな熱意に、所有する会社から次の支配人の依頼を受けた。「故郷を元気にしたい」。日田に戻ることを決めた。
08年11月から始動。映写機の使い方など技術を学ぶことから始めた。内装も変わり、入り口右手にはカフェを設置。音楽が流れ、おしゃれなソファが並ぶ。DJのイベントやライブもできる多目的なスペースにした。「映画以外でも楽しめる。市民が活用でき、人が集まる場所にしたい」と思いを込めた。
ホールは63席。上映作品は「実際に見て気に入ったものを流す。埋もれている作品を発掘したい」という。初日はスイス映画の「マルタのやさしい刺繍(ししゅう)」(7月10日まで)、短編の「赤い風船」と「白い馬」の2本立て(同3日まで)を上映。1週間で作品を替えていく。
原さんは「オープンを迎え、ドキドキとワクワクの両方。口コミなどで市民に浸透させていきたい」と意気込む。日田市出身の女性客(60)=福岡県朝倉市=は「日田に再び映画館ができてうれしい」と話していた。
料金は大人1700円、大学・高校生1500円、小中学生と60歳以上は1000円、3歳以上の幼児が900円。会員割引もある。問い合わせは日田シネマテーク・リベルテ(TEL0973・24・7534)まで。
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