
保護者(左端)から泳ぎの指導を受ける6年生
別府市南立石小学校PTA(小畑博臣会長)は6月から、子どもたちの学習をサポートする学校支援活動をスタートさせた。PTAが自主的に支援活動に乗り出すのは県内でも珍しいという。「確かな学力をはぐくみながら、小学校と地域の人々との距離を縮め、地域ぐるみの教育体制を築いていきたい」としている。
同校PTAは、市内の小・中学校が国の委託事業として地域の人材を積極的に活用していることを知り、「親としてできる範囲で支援をしたい」と学校側に提案。5月から、保護者と地域住民を対象に「学習サポーター」の募集を始めた。地域協育担当の教諭、教頭、コーディネーターを務める保護者の計3人が窓口となって「人材バンク」を設置。必要に応じて授業に協力してもらう。
サポート内容は▽授業の見守り役▽実習の補佐など気軽に参加できるもの▽個人の特技を生かしたもの―などさまざま。18日には6年生55人の水泳の授業で、保護者4人が安全を見守ったり、泳ぎの指導をした。保護者からは「子どもの学校での様子が見られる」「先生の忙しさに驚いた」「少しでも授業がスムーズに進めばと思う」などの声。1組担任の白石藤弘教諭は「学校は常に人手不足。特に水泳は安全第一なので、見守る大人が多ければ教諭は気持ちにゆとりを持てる」と話した。
PTAは本年度から月に1回、代表の保護者が集まるクラスミーティングも開き、より良い学校生活にしようと話し合いや情報交換を行っている。
小畑会長は「子どもを育てるには学校、家庭、地域が互いに協力することが大切」。平井妙子校長は「支援活動を通じて、子どもたちは地域の大人たちから愛されていることを実感するはず」と話している。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA