
「いろんな作品があるで、見に来ちょくれ」と大石昭四さん=大分市屋山の自宅で
趣味で作った木工品を展示即売し、収益金を障害のある人が働く作業所に贈り続けている大石昭四さん(79)=大分市屋山=の「もくもく工房展」が27、28の両日、宇佐市清水のコミュニティースペース「ありくの里」である。花台や子ども用のいすなど約100点を展示予定で、来場を呼び掛けている。
大石さんが支援しているのは、大分市豊饒の作業所「ゆう」(後藤緑代表)。きっかけは10年前、ゆうがバザーを計画し、販売する品物の提供を求めていることが本紙で紹介された。これを読んだ大石さんが「遊びで作ったものだが、役立てて」と作品を寄せた。
「素晴らしい作品をバザーで即売するだけではもったいない」と、後藤代表が作品展の開催を提案。以後、大分市を中心に年1回のペースで作品展を開き、販売で得た収益金のすべてを、ゆうに贈っている。
大石さんは元会社員。60歳で退職後、趣味で木工を始めた。15歳の時に住み込みで建具店で働いた経験があり、素人とは思えない腕前。知り合いの材木店から端材を譲ってもらい、飾り棚や花台、壁掛けなどを作っては知人に贈っていた。
「ゆうを知ってから、作品づくりに張り合いが生まれた」と大石さん。ゆうの通所者からは“あしながおじさん”と慕われ、イチゴ狩りやクリ拾いなど、交流も続けている。
今回の展示会は「大分市近郊だけでなく、たくさんの人に見てほしい」と初めて県北地区で開催する。後藤代表は「ぬくもりのある作品ばかりなので、ぜひ見てほしい」と話している。
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