
廃漁網を活用したネットで植物を育てる生徒
津久見市の第二中学校(深江克寿校長、192人)では、校舎にかける“緑のカーテン”に、使われなくなった漁網を活用する取り組みをしている。この廃棄漁網の利用を提案した市環境保全課では「使えない廃漁網を活用できる上、地球温暖化防止のために役立ちそう」と期待している。
冷房電力を削減することで二酸化炭素(CO2)排出を抑える狙いで、ベランダなどにつる性植物の“緑のカーテン”をかける取り組みが、同市でも昨年から市庁舎や学校などで始まった。同中学校では、ことしから試験的な取り組みとして5月上旬、環境クラブの2年生6人が地球温暖化防止津久見協議会などの協力で、職員室などの窓側に漁網(縦5・5メートル、幅22メートル)を張り渡した。
植えた植物はアサガオやゴーヤー、キュウリ、ヒョウタンなど。種類によって育ち具合やカーテン効果をチェックするほか、ゴーヤーなどは給食で試食できる楽しみも。早い物はつるが2メートル近くに伸びている。深江校長は「環境問題を実感してほしい」と話している。
漁網の素材はナイロンなど強い化学繊維。市内ではごみの回収ステーションでの散乱防止ネットやミカン園の鳥獣害防止ネットとして一部利用されているが、大部分は産業廃棄物扱い。市では“漁網ネット”での植物の育ち具合が良ければ、リサイクル利用を拡大したい意向だ。
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