
パネルディスカッションで議論する教授ら=パトリア日田
日田市の三隈川、大山川の水量増加に取り組む市民団体「水郷ひた再生委員会」と市が共催するシンポジウム「水郷ひたの清流復活―水量・水質どうなる?水郷ひたの明日に向けて」が、市民文化会館「パトリア日田」であった。
市民ら約330人が参加。安心院光義同会代表が「水量増加の方法や考え方を学び、必ずわれわれの思いを形にしたい」とあいさつした。
矢野真一郎九州大学大学院准教授が「流量の変化が河川に及ぼす影響」の研究を発表。佐藤陽一市長と大矢野栄次久留米大学教授ら4人の学識者が参加するパネルディスカッションもあった。
各教授が持論を展開。「佐賀県と九電がプルサーマル計画を進めている。これを利用し、市内のダムを揚水発電にすれば水量は増える」「国や市、電力会社、住民が一緒に検討委員会をつくり、最善策を打ち出すべき」など具体的な方法を提案した。市民も意見を述べ、「アユが大きかった昔のきれいな川を取り戻そう」と訴えた。
県と九州電力の覚書によると、2009年度がダム水量の見直しの時期に当たる。両川はダムと水力発電利用で水量が減少。同会は現在の毎秒4・5トン(春夏)から同10トンまで増やそうと訴える。
小埜澄夫同会副代表は「まだ正確な時期は確定していない。九電とこれから話し合う」と話していた。
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