
「おくすり研究会」と楓江サロンのメンバー。最前列の右から4人目が矢野忠則代表=国東市安岐町
国東市安岐町に薬の正しい知識を普及・啓発するNPO法人「おくすり研究会」が発足した。熊本大学薬学部非常勤講師で薬学博士の矢野忠則・同研究会代表(61)=同市在住=は「改正薬事法で薬がコンビニで買える身近な時代になったが、一人一人が自己責任のもとに安全性を理解することが重要」と強調。「正しい知識を持って豊かな生活が送れるよう支援したい」と話している。
「おくすり研究会」は4月、安岐町の杵築高校卒業生を中心に13人で発足。退職世代となり社会の役に立つことを―と考えていたところ、改正薬事法が社会的関心事となり「経験や知識が社会貢献に役立つ」と取り組みを始めた。
活動は(1)主に高齢者の健康増進に向け、正しい知識を身に付けてもらうための講演会など普及啓発活動の実施(2)改正薬事法で実施されることになった登録販売者試験の対策講座の実施―が中心。対策講座は別府市に事務所を設置して大人5万円、高校生2万5千円で10回ほどのカリキュラムを組み実施する。
5月29日には安岐町の高齢者グループ「楓江サロン」に参加して第1回の講演会を実施。矢野代表が「くすりと健康食品の飲み合わせ」と題して薬の使用期限や服用の際の注意点などを説明。会員が民族楽器のケーナを演奏し、一緒に歌ったりして楽しいひとときを過ごした。参加した林田ミサ子さん(78)は「薬の効用をあらためて考えるよい機会になった。演奏も楽しかった」と話していた。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA