
運転を体験し、速度や視野を確認する署員
警察官を対象にした電動車いすの講習会が15日、佐伯署であった。電動車いすは「シニアカー」などと呼ばれ、足腰の弱い高齢者を中心に普及が進んでいる。一方で転倒や衝突事故なども発生。署員約30人が事故やトラブルに備え、操作方法や仕組みを学んだ。同署によると、警察官を対象にした同様の講習会開催は県内でほとんど例がなく、電動車いすの操作方法を知る署員も少ないという。
メーカー担当者が、仕様や取り扱い方法などを説明。署員は「坂道は上れるのか」「連続走行距離は」などと質問。担当者は「こう配は10度まで」「約30キロ走行可能」と答えた。
実際に乗って運転を体験。速度や視野を確かめた。
署員は「速度は歩行者の速足ぐらい。座高が低いため、車高の高い車は死角に入りやすく、注意が必要」と話した。
電動車いすは、道路交通法上▽原動機が電動モーター▽最高時速6キロ以下―などの点から「身体障害者用車いす」に該当し、歩行者とみなされる。
メーカー担当者によると、免許証は不要だが購入者に対して販売店が1時間程度の運転講習を実施しているという。
大渡稔交通課長は「管内で電動車いすと歩行者との衝突事故も起きている。普及に伴い今後も事故の増加が予想されるため、適切な対処ができるようしていきたい」と話した。
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