
各家庭にリレンザを配って回る教員と県西部保健所職員=19日・日田市の五馬中学校
県新型インフルエンザ対策本部(本部長・広瀬勝貞知事)は19日、日田市内の10代の女性と男性の各1人が新型インフルエンザに感染したと発表した。県内の感染確認は3人となった。いずれも五馬中学校1年生でクラスも同じ。対策本部は「学校内での集団感染」とみている。
県対策本部によると、女子生徒は18日夜、男子生徒は19日午後にそれぞれ発熱。いずれも医療機関の簡易検査でA型陽性だったため詳細(PCR)検査を実施し、感染を確認した。女子生徒は大分市内の病院に入院、男子生徒は自宅で療養しているが、2人とも症状は安定している。2人の同居家族はいずれも健康。
女子生徒は発症前に海外への渡航歴や居住地以外の滞在歴はない。男子生徒は調査中。2人は15~18日まで通常通り登校した。西部保健所は19日午後、感染者と接触した同校の生徒44人と教職員11人を対象に、抗ウイルス薬リレンザやタミフルの予防投与を始めた。
1例目の女子生徒は「微熱とのどの痛みがあるが元気」と説明。感染経路は特定できていない。
五馬中学校(生徒52人)と校区内にある五馬市、塚田、出口の3小学校は19日から臨時休校(25日まで)となった。同中学校の教職員は午前中、マスクを着けて家庭訪問を実施。生徒の健康状態を確認し、「友達は大丈夫だよ」などと声を掛け、精神面をケアした。20、21の両日も校長らが学校に待機。生徒に電話をして心身の状態を確認する。
宇野修次校長は「臨時休校中も健康観察は続け、生徒の不安が増大しないように努めたい」としている。
同校1年の女生徒の父親(46)は「娘は感染した生徒と友人なので、容体を心配している。子どもが不安にならないよう、冷静に行動したい」と話した。
3人目は自宅療養
県対策本部は19日、県内感染3人目の男子生徒について、自宅療養にした。
これまで新型インフルエンザ感染者は感染症法に基づいて入院を勧告・措置することになっていた。同日、政府が決定した「改定版運用指針」は患者の症状が重くなければ自宅療養を認めており、県対策本部は新指針を適用した。
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