
月4回活動している「サカたの」。練習に汗を流す参加者=6日、大分大学のグラウンド
「ハンディのある子どもたちに充実した休日を過ごしてもらいたい」。そんな思いで奮闘しているグループがある。県内には15の特別支援学校があるが、部活動があるのは1校だけ。1人や仲間同士で出掛けて遊ぶことが難しい障害のある子どもたちは、休日にスポーツや文化活動をする機会が少なく、余暇活動の支援と充実は長年の課題。メンバーは活動の輪を広げようと意欲を燃やしている。
活動の名称は「ヨカたの」(松尾卓也代表)。余暇(ヨカ)を楽(たの)しむの略で、運営しているのは県内の特別支援学校の教諭や学生ら43人。月に1~4回、大分市の大分大学グラウンドなどで、サッカーをする「サカたの」、音楽を楽しむ「オンたの」を開いていて、子どもらは好きな方に参加している。
障害のある子どもが運動や文化活動に打ち込めるのは部活動や、年間を通して取り組んでいるスペシャルオリンピックスの練習など限られている。特に休日は、指導者や援助者、会場の確保が必要なため、活動の機会はさらに少なくなる。
このような状況に、「子どもが楽しく過ごせる場をつくろう」と、特別支援学校の教諭や学生有志が立ち上がったのは2006年1月。まずサッカーを始め、今年5月からは音楽も加えた。現在は計46人の子どもが登録している。
「子どもに楽しんでもらうだけでなく、保護者がリフレッシュする時間も提供したかった」と話すのは発起人の1人、平野令子さん(大分市、元教諭)。子どもの保護者は「活動の場が広がるにつれ、子どもに笑顔が増えている」と喜ぶ。
小野泰史副代表は「学生ボランティアも参加してくれ、子ども、保護者、学生の交流の場にもなっている。今後も活動を通してハンディのある子どもの支援を続けたい」と話す。
今後も山登りや美術など活動を増やす方針。参加方法や参加料などはホームページ(http://www.yokatano.com/)で紹介している。
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