大分県内の小中高校で、インターネット環境の整備や電子黒板などICT(情報通信技術)機材の導入が進みそうだ。国が緊急経済対策の一環として、学校のICT環境整備に対する支援策を打ち出したのを受け、各自治体は関連事業費を予算化の準備を進めており、県や一部の市は6月議会に提案する。ネットやICT機材を駆使した授業を推し進めるため、機材を扱う教員をサポートする取り組みも始める。
県教委の整備計画では、県立高校と特別支援学校の全教室にLAN(構内情報通信網)を整備し、それぞれパソコン2台とプロジェクター、スクリーンを配置する。「板書中心の授業から、スクリーンに映したグラフやイラストを駆使する方法を取り入れ、ネット情報も積極的に生かすことで授業の幅を広げていく」(教育財務課)としている。
豊府中では、県立学校として初めて電子黒板を導入入、全教室に配置する。「タッチパネルで画面を自由に変えたり、音声も出せる特徴を最大限に生かし、より中身の濃い教育を目指す」(同課)としている。
県教委は現場の教員がICT機材や教育ソフトの扱いに慣れる時間が必要と判断。機材を本格的に活用した授業は来年4月から始める予定で、本年度は機材の扱いに詳しい人材を各校に派遣して教員を支援する。県教育センターと共同で授業教材を確保していく。
市町村も国の指針に従い、小中学校でLANを全教室に整備したり、後に付属部品を取り付けることで電子黒板にもなるデジタルテレビを一部に配置するといった準備を進めている。大分、別府、中津の各市は6月議会に関連予算案を提案する方針で、年度内にほとんどの市町村が関連事業を予算化する方向で協議している。
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