
出前授業などに取り組む企業や団体などが相互の情報共有と情報発進力の強化へ(写真は昭和電工などが実施した大分市鶴崎小学校での出前授業)
科学技術への関心や理解を深めてもらう企業活動を支援しようと、県は11日、「おおいた科学技術体験サポーター会議」を発足させる。出前授業や工作・実験教室を実施している企業や団体、大学などが相互の情報共有や情報発信力の強化を目指す。また理科離れの傾向に歯止めをかけるための人材育成や、企業の地域貢献の在り方も論議する。
設立のメンバーは大分キヤノン(国東市)や昭和電工大分コンビナート(大分市)、東芝大分工場(同)などの企業、大分少年少女発明クラブ、大分大学、大分高専など。約20団体で発足させ、地場企業へと活動の輪を広げたい考え。
県によると、企業の場合は主に進出企業が地域貢献の一環として、地元の小学校を訪問して出前授業などをするケースが多い。大学など教育機関や発明クラブなど民間団体は、理科離れに歯止めをかけたり、地域に貢献する人材育成に結び付く教室や訪問活動をしているという。
会議では科学技術の体験イベントなどの情報を集め、情報を一元化したポータルサイト(専用のホームページ)づくりを進める。さらに、相互の連携を深め、実験教室や工場見学を盛り込んだ体験型ツアーを開催。県内の“ものづくり企業”に、子どもたちがより親しみを持てるような活動を展開する方針。
2006年から地元小学校2校で「写真教室」を開いている大分キヤノン大分事業所(大分市)は本年度は対象校を3校に増やす予定。「光学や電子機器などへの関心だけでなく、会社や製品の魅力も知ってもらいたい」と期待を寄せる。
県は「各企業や団体のノウハウを生かすことで、地域の産業振興につながるような相乗効果が生まれるのではないか」と話している。
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