
他県のポスターを使って説明をする県警担当者
県立芸術文化短期大学の学生が県警本部の2010年度警察官採用試験募集ポスターの原画を制作することになった。大学と県警との共同事業によるもので、県警職員が9日、大学でポスター制作の趣旨を学生に説明した。来年初めには学生のデザインによるポスターが完成する予定。
説明会には美術科デザイン専攻と専攻科の計約70人が参加した。県警本部警務課の人事担当者や1996年に同大国際文化学科を卒業した女性白バイ隊員の高山奈美さん(33)が、日ごろの仕事の様子などを説明して「安心・安全を守る警察のイメージを出して」「頼もしさ、元気良さ、優しさをもった若い人に警察官になってほしい」と要望した。
県警の採用試験応募者数は02年に1856人だったのが、08年には912人と半減した。受験者数も同様に1252人から704人に減っており、「受験者と年齢が近い学生に、ぜひ警察に興味を持ってもらえるポスターを作ってほしい」と県警が芸文短大に依頼した。「警察の堅いイメージを覆す、若い自由な発想に期待している」と後藤和樹警務課長補佐は話した。
説明会に参加した専攻科ビジュアルデザインコース1年の木原由香理さん(20)は「楽しさを前面に出したポスターに仕上げたい」と意欲をみせた。大学の山蔭政伸事務局長は「06年に法人化され、大学としてさまざまなことにチャレンジしていきたい。今回の県警との共同事業はその第1弾として考えている」と話した。
学生は9月下旬までにポスターの原画を提出。大学と県警による審査会を経て、今年末に採用作や優秀作を決定する。10年1月から県内に約1000枚が張られる予定だ。
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