
佐伯市宇目に建設中の県産材を使用した校舎
佐伯市宇目の3小学校が統合し、「宇目緑豊小学校」が来春に開校する。地場産業である林業を生かし、建設中の校舎は地元産の木材を取り入れた純木造建築。市教委は「子どもたちに木のぬくもりを感じてもらうと同時に、産業育成の一助になれば」としている。
市内千束の宇目緑豊中学校横に建設。校舎は体育館と合わせ、木造2階建て(延べ約3116平方メートル)。総事業費は約8億円。ことし9月末に完成予定。
使用木材はスギとヒノキで、全使用量524・3立方メートルのうち、県産材が430立方メートルと8割を占める。玄関と教室の柱には、宇目地区の市有林から伐採したスギの丸太を使う。
1階は6学級分の教室、職員室、家庭科室、特別支援教室など。人工芝の中庭がある。2階には、図書室や音楽室、コンピューター教室など。エレベーターを設置し、身体障害者にも対応。天窓によって自然光を取り入れたり、吹き抜けを設けるなど開放感のある構造となっている。
今回統合する小野市、重岡、木浦(2003年3月に休校)の3校とも児童数が大幅に減少し、校舎も老朽化。いずれの校舎も鉄筋コンクリート造りだったが、地元や学校関係者らが協議して、林業が盛んな地域性や環境を考慮し、新校舎は純木造建築に決めた。
開校時の児童数は127人を見込んでいる。市教委は「木のぬくもりが情緒をはぐくむ。教育的効果は大きい」と期待を寄せている。
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