
「いくら研究してもし足りない」と話す高野尚子さん
大分市のハーブ研究家、高野尚子(ひさこ)さんが、全国組織「ジャパンハーブソサエティー」から、認定資格の中で最もレベルの高い「ハーブマスター」を授与された。大学などで教えるレベルの優れた知識や技術を持ち、積極的に後進を指導している人に対して贈られる称号。全国で15人しかおらず、九州では初めて。「もっとハーブの魅力を広めたい」と高野さん。
約30年前、スペインを旅行中にタクシーの運転手から野生のラベンダー一株をもらったのが、ハーブとの出合い。シソやミョウガなど日本の香味野菜にはなじみがあったが、西洋のハーブには触れたことがなかった。
「ハーブは聖書にも登場し、イギリスやフランスの町や通りの名前になっていたりと、ヨーロッパでは古くから生活に密着していることを知った。そんなバックグラウンドや美しい色、高い香りにすっかりほれ込んでしまったんです」。帰国後、すぐにハーブの勉強を始めた。
育苗や栽培、料理法、ティーライフ、アロマセラピー、園芸療法、アートワークなどを学ぶ中で世界中に仲間ができた。大分にもハーブの魅力を広めようと1984年に「大分ハーブソサエティー」を結成し、92年には大分市内にハーブスクールを開校。著書「ようこそ香りの庭へ」もある。「ハーブは3千~4千種あるといわれています。根、茎、葉、花、種…余すところなく活用でき、部位によって効用も違う。いくら研究してもし足りない。だから面白いんです」と笑顔。
11月7~9日には別府市で「第18全国ハーブサミット」が開かれる。「心と体に効くハーブ。今後さらに必要とされる時代になるはずです」
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