
仮想空間での人材育成プログラムのイメージ(レゾナント・ソリューションズ提供)
インターネットサービス業のレゾナント・ソリューションズ(大分市)はメタバースと呼ばれる仮想空間を利用した人材育成プログラムを開発した。県が企業などに委託する「雇用再生技術人材創出事業」の一環で、6月中に求職中の人材を採用。プログラムを実証して長期の雇用につなげる。
同社が提案したのは▽コンピューターの利用環境整備▽ソフト導入の技術▽利用者に分かりやすいホームページづくり―などの技術を、3年間で身に付けてもらうプログラム。
バーチャル(仮想)の世界でビジネスやさまざまな体験ができるセカンドライフと同様の技術を基に、独自のメタバースに「教室」を開設。遠隔地にいる講師の指導を自宅などで受けられるようにする。講師、受講生ともパソコンに登録した自らの分身(アバター)で出席し、互いに質疑応答ができる。
採用はIT(情報技術)関連の経験者ら、現在求職中の5人を予定。本年度中は県から事業委託を受けるため、新規雇用者の賃金と人材育成費用について県から助成金が出る。これを生かして新規雇用者のスキルアップを図り、その後の継続雇用につなげる。
レゾナント社はメタバースによるこうした人材育成ノウハウを確立させ、異業種のニーズにも対応したサービスを提供する方針。
首藤完治社長は「(大容量のデータ通信ができる)ブロードバンドの普及率が高まり、提案が可能になった。講師の旅費や、受講生らの移動に伴う燃料消費を抑えられる。さらに、新型インフルエンザ対策などでも有効活用できるビジネス分野があるのではないか」と話している。
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