大分のニュース

明治校区を学ぶ “使える”郷土史完成

[2009年06月02日 09:59]

郷土史製作メンバーの吉田重俊・明治公民館長

 大分市の明治校区で「つるさき七輪(しちりん)の街づくり」事業を進める推進委員会は郷土史「残しておきたい明治のはなし」(A4判・177ページ)をまとめた。明治公民館の歴史教室生約20人が中心となり編集、情報提供者や寄稿者などを含め約200人がかかわった。

 同校区では「子どもたちの学習に使える郷土史を作りたい」「郷土のことを伝えたい」と、2006年から、郷土史を作るための資料の収集、調査を始めた。
 昔の生活ぶりを知ってもらおうと製作メンバーが持つ知識や記憶、体験談を突き合わせた。「養蚕業」「松葉売り」「和傘の製造・販売」など現在ではほぼ残っていない昔の仕事を紹介。同校区に移住してきた約30人に住み心地を聞くなど、実際に暮らす人たちの“生きた話”に重点を置いてまとめた。
 このほか、校区に昔からある行事や神社、遺跡、街づくり事業など、歴史的背景を持つさまざまな事柄について写真や図とともに取り上げている。「子どもの学習に使えるものを」と言い回しや内容を易しくするなどの工夫をした。
 原稿編集に携わった同公民館の吉田重俊館長は「郷土史を作ることが最終目標ではなく、いかに使ってもらうかが重要。子どもに限らず、読んだ人が郷土について再発見したり、郷土を好きになってもらいたい」と話した。
 500部印刷し、200部を校区内の3小中学校に配ったり、公民館に置き、残りの300部は地区住民らが購入した。

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