
県内の知的障害の特別支援学校で部活動に取り組むのは南石垣養護学校のみ。練習に励む陸上部員たち
昨年9月に陸上部を設置した別府市の南石垣養護学校(露口修治校長)が本年度、市中学校体育連盟に正式加盟した。県内の知的障害の特別支援学校で部活動に取り組むのは同校のみで、中体連への加盟も唯一。部活動は放課後の居場所づくりという意味合いもあるという。陸上部のメンバーは市中学校総合体育大会(16~27日)を目指し、練習に励んでいる。
同校では体力づくりを目的として、小・中・高等部の子どもたち全員(86人)が毎朝、校庭で約10分間のジョギングを続けている。希望者はべっぷ鶴見岳一気登山大会、別府湯けむり健康マラソン・ウオーク大会などに挑戦。中学部にできた陸上部には、走る楽しさを覚えた9人が所属する。
「障害児の一時預かりなどもあるが、多くの生徒は授業が終わると家に帰るだけで、放課後の過ごし方は限られていた。中学生らしく部活動を楽しめれば」。陸上部顧問の佐藤久住教諭(43)はそう考えた。
練習は市営野口原総合運動場などで週3日ほど。部員同士で声を掛け合い、和気あいあいとした雰囲気だ。三ケ田裕子さん(13)=2年、池田宏太郎君(14)=3年=は「みんなで頑張ることが楽しい。ゴールまで走りきった瞬間はとても気持ちいい」と日焼けした顔をほころばす。
昨年秋の市中学新人体育大会はオープン参加だったが、今回の市中学総体は正式エントリー。800メートル、1500メートルにそれぞれ希望者が出場する予定。部員たちは少しでもタイムを伸ばそうと張り切っている。
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