迅速・無料匿名の効果
二〇〇八年度の大分市保健所でのHIV(エイズウイルス)検査件数が一九九七年度の検査開始以来最多の六百四件となった。テレビコマーシャルなどによる無料匿名・迅速検査の周知や検査体制の見直しが一因。六月一日からのHIV検査普及週間中は通常の月曜日に加えて土曜日(六日)も検査時間を設け、検査の普及を図る。
市保健所でのHIV検査実施件数は、〇四年度は二百四十五件。翌〇五年度に採血後十五分で結果が出る迅速検査が導入され、三百二十四件に増えた。
検査は電話予約制で、〇七年度までは三十分ごとに一人、検査時間を指定して実施していた。〇八年度、いつでも検査に訪れることができる時間枠を設けたことで、受け入れ人数が拡大。件数は〇七年度の四百八十二件から、六百四件と大幅に伸びた。
県全体の検査実施件数も、〇四年の四百十五件から毎年増え、〇七年は八百五十三件、〇八年は千七十二件。県健康対策課は「体調に異変がなくても、念のため検査を受ける人が増えているようだ」とみている。
HIV感染者・エイズ患者数は増加傾向にある。〇八年は全国で千五百四十五人と過去最多。このうち約三割は、初診時に既にエイズを発症していた。県内では〇四年からの累計で感染者が十八人、患者は十二人となっている。
市保健所は「早期発見のためにも、検査を受けてほしい」と呼び掛けている。
第一月曜午前中、第三月曜夜間(午後六―七時半)は、予約すればいつでも検査を受けられる。第一を除く月曜午前中は、三十分ごとに一人の時間指定制。
六月六日は午後一―三時に検査を実施する。
いずれも予約・相談専用電話で事前に申し込む(TEL097・537・8190、平日午前八時半―午後五時受け付け)。
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