
2種類の大きさのほっとキーパーを持つ鈴木健司さん
杵築市大内の工房「司窯」で、温かい飲み物や料理を保温するユニークな「ほっとキーパー」が人気を集めている。上皿にカップやティーポット、鍋、皿などを載せて、下に置くキャンドルの熱で保温する仕組み。工房の鈴木健司さん(53)は「自宅での時間をゆったり過ごしたい人にぴったり」と話している。
「飲み終わるまでに冷めてしまうコーヒーや茶を保温したい」と考え、昨秋から制作を始めた。キャンドルと上皿との距離を調整するため、何度も試作を重ねた。料理が保温できるよう鍋や皿が置けるサイズも作り、注文や問い合わせが徐々に増えているという。
市販のティーライトキャンドル一個で約三時間、六五度前後の温度を保つ。お気に入りの使い方は、熱かんを保温しながら同時に珍味をあぶる“晩酌セット”。
チーズやチョコレートを使えば、自宅で気軽にフォンデュ料理も楽しめる。「日常をもっと便利にしたい、というのが作陶を始めてから一貫しているコンセプト。自分が『あったらいいな』と思うものを作っています」という。
「ほっとキーパー」のほか、ニンニクやショウガなどを長期保存できるポット、コーヒーカップなど、約三百点を展示する「司窯近作展」を六月六日まで工房で開いている。ろくろ体験コーナー(一人七百円)もあり、焼き上がった作品は自宅に郵送する。問い合わせは司窯(TEL0978・63・3023)へ。
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