
大分市鶴崎地区を訪ね、地元の歴史を学びながら、現地を調べる日本文理大学の学生
日本文理大学(平居孝之学長)は本年度、地域の抱える“問題”の解決に学生が挑む授業「地域課題挑戦型プログラム」をスタートさせた。学生は大学に近い大分市鶴崎地区で毎年夏に開かれる伝統行事「清正公二十三夜祭」を盛り上げる企画の立案に取り組む。
取り組むのは経営経済、工学両学部の三年生約四十人。学生に与えられたテーマは「歴史や文化を踏まえ、鶴崎の未来を勇気づけるテーマでイベントを実施せよ!」というもの。
清正公二十三夜祭は肥後藩主で、鶴崎地区に法心寺を創建した加藤清正をしのび、毎年七月二十三日に開かれている祭り。
学生が受け持つのは、歩行者天国となる国道197号と法心寺を結ぶ参道のにぎわいづくり。六班に分かれ、地区の歴史や文化、地元の要望を探る作業にあたる。
既に学生らは四月二十三日以降、現地を訪問して地域の歴史を学習。さらに、祭りを主催する鶴崎商工青年部(松井和美部長)のメンバーと一緒に会場一帯を歩き、地元商店主などへのアンケートも実施した。今後、ワークショップを重ねながら企画案を練る。
アンケートを担当した前田健二郎さん(工学部三年)は「地域の人は祭りを盛り上げるだけでなく、参加者のマナーアップも求めていた。ごみ問題なども考えたい」と知恵を絞る。
同プログラムは、経済産業省の「体系的な社会人基礎力育成・評価システム開発・実証事業」に九州で唯一、採択された。
日本文理大人間力育成センター長の吉村充功准教授は「自己満足でなく、地域のニーズや歴史を踏まえたアイデアが不可欠。学生にも今後の就職や人間形成の面で効果があると思う」と話している。
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