
「命ある限り書き続けたい」と語る井上通泰さん
九重町飯田高原診療所管理者の井上通泰さん(76)=町内恵良=が、医者の視点で、世間を時にシニカルに、時にユーモアたっぷりにとらえたエッセー集「医者のやぶにらみ[2]」(A5判・二一二ページ)を自費出版した。
井上さんは好評だった第一弾に続く出版。約三年かけてこつこつと書きためた。医業や日々の生活で感じる喜怒哀楽を込めた五十九話を収録。物事を真正面から見るよりも、少し斜めから見た方が立体的に見えて真の姿が分かること―を意味する「やぶにらみ」のタイトル通り、独特の切り口で楽しませてくれる。
「書くことを意識することで、物事を注意深く見ることができる」と井上さん。鋭い洞察力を持って「後期高齢者」「増え続ける訴訟」では医療を取り巻く現状に疑問を投げかけ、一方「ホテルの大珍事」では酔った弾みの失敗談で読む人の笑いを誘う。
三百部を発行し、知人、友人らに贈っている。井上さんは「自分の考えや思い出を記録したいとつづった。一区切りではあるが、命ある限り書き続けたい」と話した。
問い合わせは井上さん(TEL0973・76・2466)まで。
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