
対象者の家庭に届く特定健康診査の受診券
メタボリック症候群を早期に発見し、生活習慣病を予防してもらおうと、別府市は特定健康診査の受診を呼び掛けている。同市の受診率は29%と県内の市町村で三番目に低く、“赤信号”“黄信号”が多い四十―五十代男性の未受診が目立つ。市保険年金課は「生活習慣病は自覚症状が現れにくいため、危機感のない人が多い。健康意識の向上を図りたい」としている。
国は保険医療費の軽減を目的に昨年度から、年一回の受診を義務化。市特定健診は四十―七十四歳までの国民年金加入者を対象として、昨年度から始まった。
本年度は六月一日から十一月末までの間、市内七十八カ所の医療機関で無料で受診できる。十二月には日曜日を含む三日間、地区公民館などでも実施する。
昨年度は対象者約二万三千人のうち約六千五百人が受診。受診率は県平均の34%を下回った。四十代男性は14%、五十代男性は19%と最も低いにもかかわらず、腹囲や中性脂肪、血糖値などの項目の平均は正常値を超えていた。
健診後、必要に応じて、同課の保健師と管理栄養士が家庭訪問などを通じて食生活などの改善策をアドバイスする。だが、対象者の理解を得にくく、昨年度の保健指導の実施率は8%程度にとどまりそうだという。
二〇一四年度からは特定健診の受診率、メタボ該当者や予備軍の減少率が、国からの後期高齢者医療支援金の額に反映される。同課は受診率65%以上を目指し、「生活習慣病は動脈硬化や心筋梗塞(こうそく)などを引き起こす要因になる。一人でも多くの人に受診してほしい」と呼び掛けている。
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