
源義経の死を知って悲しむ静御前と夫婦狐のやりとりで会場の涙を誘った清元「鞍馬獅子(上・下)」=24日午前、大分文化会館
こつこつと歴史を刻んで第五十回を迎えた吉例大分合同名流会。会場の大分文化会館大ホールでは二十四日、県内で活動する日舞家があでやかな衣装を身にまとい、優雅に、全身全霊を傾けた“芸”を披露。日本の伝統美をたたえた迫力ある舞台をつくり出し、県内各地から詰め掛けた老若男女を魅了した。
生演奏で魅力倍増
○…唄、三味線、鳴り物などの地方(じかた)の生演奏も大分合同名流会の魅力の一つ。今回も清元美治郎社中、常磐津都喜蔵連中、芳村伊久之介連中(長唄)、田中勘四郎社中(鳴り物)が息の合った演奏で舞台を盛り上げた。常磐津都喜蔵は「私も二十年以上出演させていただいているので、五十回の節目を迎え、感無量。これからも舞踊家、地方、そしてお客さまと一緒によりよい舞台をつくっていきたい」と話した。
振り付け・演出の担当2人に感謝状
○…開演前、節目の舞台を記念するセレモニーがあった。田中勘四郎社中(鳴り物)が、役者が芝居小屋に入って準備が始まったことを知らせる「着到」を、ステージ上で演奏。続いて、記念舞台の振り付け・演出を担当した花柳五三朗、藤間章作に長野景一大分合同新聞副社長が感謝状を贈呈。五三朗、章作は「流派の違いを超えて五十年続いている会は非常に珍しいし、大きな意義がある。今後も末永く続けてほしい」などと語った。
“超高速号外”を発行
○…会場では大分合同移動新聞社「ぶんぶん号」が、それぞれ第一部、第二部の終了直後、各部の演目の写真を掲載した超高速新聞「大分合同名流会新聞」を発行。日田市のホテル従業員、横尾恭世さん(25)は「カラーがきれいでびっくり。こんなに早くできるなんてすごい」と喜んでいた。
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