大分のニュース

薫る歴史、あでやか 吉例大分合同名流会

[2009年05月25日 10:33]

きらびやかに舞台のフィナーレを飾る長唄「蜘蛛の拍子舞」=24日午後、大分文化会館

 踊り継いで半世紀―初夏を告げる日本舞踊の祭典、第五十回記念・吉例大分合同名流会が二十四日、大分市の大分文化会館であった。県内各地で活躍する花柳流、藤間流、若柳流の日本舞踊家三十八人が豪華絢爛(けんらん)な伝統の舞で記念の舞台を彩った。
 花柳五三朗、藤間章作が振り付け・演出し、流派の枠を超えて、演目に合った出演者を選んだ。記念セレモニーの後、長唄「京の春」で華やかに幕開け。軽妙な長唄「たぬき」、あでやかな長唄「廓(くるわ)三番叟(さんばそう)」、清元「鞍馬獅子(上・下)」、大和楽「四季の花」の後、常磐津「墨塗り」がこっけいな所作で会場をわかせ、第一部のトリを飾った。
 第二部はご祝儀ものの常磐津「永寿松竹梅」から。清元「女車引」、常磐津「関の扉(下の巻)」、清元「神田祭」、長唄「京鹿子娘道成寺」と、情緒豊かな舞が続いた。満員の会場に向けて蜘蛛(くも)の糸を放つ長唄「蜘蛛の拍子舞」できらびやかに節目の舞台を締めくくった。
 ロビーでは舞台で使う衣装や五十年の歴史を振り返る写真パネルの展示、茶道表千家同門会県支部による茶席などもあった。

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