
岡村良貴さんを囲んで誕生日を祝う同級生たち
約二年前の交通事故から意識が戻らず、大分市内の病院に入院している岡村良貴さん(21)=同市丹生=の回復を願い、高校時代の同級生たちが励まし続けている。誕生日会には二十四人が集まり、二十一歳になった岡村さんを祝った。
岡村さんは津久見高校三年生の二〇〇七年二月、ミニバイクで登校中に車と衝突した。二年三カ月の間、意識は戻っていないが体の一部や表情は動くことがある。
三日にあった誕生日会には外出許可が下り、両親に車いすを押されて同級生が待つ市内のカラオケ店へ。社会人になった友人たちに囲まれ、ケーキには二十一本のろうそくがともされた。
「早く元気になってほしい」と、誕生日会を企画した川崎智さん(20)=津久見市中央町・顔写真右。岡村さんと同じ軟式野球部で、一緒に練習をしていたという。前田将希さん(20)=臼杵市板知屋・同中=は「“オカム”は頭がよく、ノートを見せてもらっていた」と振り返った。
にぎやかなゲームや歌で盛り上がり、岡村さんの母真理子さん(48)=同左=は、「いつもより目がしっかりと開き、穏やかな表情をしていました。みんなの声はきっと聞こえています」とにっこり。会では、真理子さんの知人が作ったマグカップを配った。岡村さんが高三の時に描いた真理子さんの顔がデザインされている。
卒業式も成人式も、同級生と肩を並べることはできなかったが、節目のたびに中学、高校の友人らが病院を訪れている。
十四日には誕生日会の写真を持って、前田さんと川崎さんが様子を見に来た。「意識が戻ったら、話したいことがたくさんある」と前田さん。川崎さんは「成人したので、一緒に酒が飲みたいですね」と笑った。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA