大分のニュース

スーパー「万引」を懸念 エコバッグ普及で

[2009年05月15日 15:30]

エコバッグに商品を詰める買い物客=13日午後、大分市東春日町のスーパー(記事とは関係ありません)

 六月から県内の大半のスーパーがレジ袋の無料配布を中止するのに伴い、マイバッグ(エコバッグ)を使った万引の発生を懸念する声がスーパーの間で上がっている。精算時に受け取るレジ袋は商品購入の目印になっていた。今後は、あたかも精算を済ませたかのようにエコバッグに商品を詰める手口などが想定されるためだ。こうした事情から、防犯対策に乗り出す店舗も出てきた。

 「マイバッグご利用の際はレジ精算後にご使用ください。お買い物中は折り畳んでお持ちください」。大分市のスーパー「マルミヤストア坂ノ市店」は、こんな店内放送を流している。
 精算前にエコバッグに商品を入れる手口に対し、同店は「エコバッグが膨らんでいても、財布などの私物が入っている可能性がある。お客さんを誤解してしまうのが一番怖い」。売り場でエコバッグを広げている客に声を掛け、正しい使い方を周知するという。
 レジを通さずに荷物台に行き、精算を済ませたふりをしてエコバッグに商品を詰める手口も想定される。県内で二十四店舗を展開する新鮮市場(オーケー)は「精算前後で買い物かごの色を変える予定」と話す。
 「万引が相次ぐようであれば、警備員増員や防犯カメラ増設を考えなければならない」とするスーパーもある。しかし「コストが掛かるのが痛い」というのが悩みのようだ。
 エコバッグは消費者に徐々に浸透しているが、万引増加の傾向は今のところない様子。レジ袋を断ると精算額から二円を引いているジャスコパークプレイス大分店のエコバッグ使用率は約50%で、ほかのスーパーよりも高いが「エコバッグの普及で万引が増えたということはない」と言う。
 ゆめタウン中津店は「昨年、レジ袋の無料配布を中止した広島県の店舗からは犯罪が増えたとは聞かない」と話し「万が一の場合は対策を取る」としている。
 マイバッグ運動を推進する県地球環境対策課は「県と事業者が一体となって、マイバッグの正しい使い方を消費者に呼び掛けていく」としている。

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