
韓国・蔚山郊外の「嶺南アルプス」で登山する日本山岳会東九州支部の加藤英彦さん(左から2人目)。ほかの3人は韓国山岳会蔚山支部のメンバー=2日午後
大分と韓国・蔚山(ウルサン)の登山愛好家の草の根交流が続いている。大分市に拠点を置く日本山岳会東九州支部(梅木秀徳支部長)と韓国山岳会蔚山支部(具永●(吉吉)(クヨンチル)支部長)は、五年前から大分と蔚山を交互に訪れて一緒に登山。今年五月のゴールデンウイークには大分のメンバーが蔚山を訪問し、親睦(しんぼく)を深めながら新緑の山々を巡った。
二〇〇二年に日韓が共催したサッカーのワールドカップ(W杯)を機に、ともに試合会場だった両市はサッカーや観光の交流をスタート。その中で登山を通じた交流も生まれた。蔚山は韓国南部の日本海に面した工業都市だが、中心部から三十分ほどの場所には山が連なる。〇七年五月に大分から蔚山を訪れており今回は二年ぶりの訪問になった。
東九州支部メンバー九人は五月一日から五日まで滞在。蔚山の十五人がガイドとなり、もてなした。歓迎会のほか、二日にわたり蔚山西部の標高一、〇〇〇メートル前後の山々が連なる「嶺南アルプス」を登山。初日は霧が稜線(りょうせん)を覆ったが、二日目は好天に恵まれて山頂で仲良く記念撮影した。
これまでの交流で互いに友人が増え、和気あいあいとした雰囲気。日韓の歴史に関するわだかまりとは無縁だという。大分側の団長を務めた加藤英彦さん(67)=大分市=は「日韓の未来のためにも民間レベルの交流は必要。来年は大分に招いて温かく歓迎したい」と話している。
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