県新型インフルエンザ対策本部は十三日、感染まん延国のメキシコ、米国本土、カナダから帰国・入国した人で健康観察の対象者が累計百八十二人になったと発表した。うち三十七人は十日間の観察期間を終えている。現時点で感染が疑われる人はいないという。
県対策本部によると、十二日に健康観察中だった米国本土からの帰国者一人が発熱を訴えたため、初診対応医療機関で受診したが、簡易検査で陰性だった。初診対応医療機関の受診者は三人目。
十二日に発熱相談センターと県総合相談窓口に寄せられた問い合わせは計二十件だった。
「季節性」の流行続く
県内では、冬から春にかけて感染が広がる「季節性インフルエンザ」の流行が五月に入っても続いている。現在主流のウイルスタイプは「B型」と「A香港型」の二種類。国内感染が危惧(きぐ)されている新型インフルエンザと同じ予防策が効果的なため、保健所などは「マスクの着用やうがいの励行を心掛けてほしい」と呼び掛けている。
今冬、県内で季節性インフルエンザが流行したのは一―二月。流行時は抗ウイルス薬に耐性を持った「Aソ連型」が目立った。
例年、季節性インフルエンザは春先まで患者の発生が続いている。今年は、四月二十日から五月三日まで二週間の県全体の定点(五十八医療機関)当たり患者数が三・〇〇人前後で推移。最新の四―十日のデータでは一・四一人に減少したが、その中で大分市保健所管内は二・一九人とやや多い。
ゴールデンウイーク(GW)中は休診の医療機関が多いことから、報告数は少なくなる。市保健所は「GW後の数週間は警戒が必要。うがいや手洗いに加えて、抵抗力を備えるためバランスのいい食事も心掛けてほしい」と話している。
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