請負会社の日本ソフト工業(日出町)は十三日、雇い止め(十五日付)を通告している同社在籍の非正規労働者に慰労金を渡した。額は勤続年数に応じて十万―二十五万円。雇用の継続などを求める七人の労働者は受け取りを拒否。「一生懸命働いたのに悔しい。慰労金は受け取らない」と話す女性労働者もいた。
同社によると、慰労金の対象者は三十八人。この日、大分キヤノンマテリアル(杵築市)内の職場に出勤していた約二十人に渡したが、「そのうち数人は受け取りを留保した」という。契約満了日までに出勤日がない対象者は、口座に振り込む。
日本ソフト工業総務部門は「正社員の給与をカットするなど、企業として精いっぱい対応してきた。しかし、不況に伴う減産で生産ラインの一部停止もあり、雇用を継続できない」と説明。その上で「非正規労働者には退職金制度がないので、特例で慰労金の支給を決めた。理解を求めたい」と話した。
雇用の継続を訴えている労働組合大分ふれあいユニオン日本ソフト工業分会(阿部正幸分会長、九人)は、全員が慰労金を拒否する方針を固めている。同分会によると、十三日に受け取りを拒否した七人は分会員だという。阿部分会長は「慰労金を受け取れば、それで解決ということになってしまう。(分会員は)最後まで戦う姿勢を貫くことで一致している」と話した。
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