
個別カウンセリングにはキャリアカウンセラーや臨床心理士らが応じる。多々良友美さん(右)は「保護者からの相談も受け付けています」
「ニート」と呼ばれる若年無業者の自立支援に取り組む「おおいた地域若者サポートステーション(おおいたサポステ)」は、開設した二〇〇七年七月から今年三月までの来所者・相談件数をまとめた。延べ約二千五百人が訪れ、相談件数は約千四百件。来所者のうち百十二人が就職や進学など自分の進路を見つけ、新たな一歩を踏み出した。
おおいたサポステは仕事に就けず学校にも通っていない十五歳から三十歳代の人を対象に、キャリアカウンセラーや臨床心理士が個別カウンセリングを実施。現在は約三百人が登録し、カウンセリングを受けた後、ビジネスマナー講座、職場体験などの自立支援プログラムに取り組んでいる。
厚生労働省が〇七年に行った調査によると、県内のニート人口(十五―三十四歳)は五千八百人で、前回調査(〇二年、五千七百人)からほぼ横ばいで推移。統括コーディネーターの多々良友美さん(44)は「学校、企業、地域が連携し、ニートの若者が働きやすい環境を整える必要がある」と指摘する。
これまでに進路を決めたのは、〇七年度に三十八人、〇八年度に七十四人の計百十二人。就職が七十九人、進学が十人、職業訓練が十四人―などとなっている。短期間の就労体験の場を提供する地元の協力企業が自立を後押しし、その経験が生きて就職に結び付いたケースもあった。
カウンセリングは無料で、一回当たり一時間。開所時間は、月曜―金曜日の午前十時―午後六時(相談時間は午後一時以降)。多々良さんは「サポステに来れば自分の中で何かが変わるはず。まずは気軽に来所し、相談してほしい」と呼び掛けている。
問い合わせは、おおいた地域若者サポートステーション(TEL097・533・2622)まで。
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