
花火大会で土曜日の“トリ”を務めるドライブイン古城の古城順子社長(右から2人目)と、美那さん(同3人目)とスタッフ=日田市友田の店舗前
二日間に一万発が打ち上がる大花火大会は、観光祭のメーンイベント。その中で、観客の注目が最も集まる土曜日の“トリ”のスポンサーを長年務め、市民の知名度が高いのは「ドライブイン古城」(本部・日田市西有田)だ。
「毎年、花火を打ち上げようとスタッフと力を合わせ働いている。父の教えでもある」。三年前に亡くなった父邦雄さんの跡を継いだ社長の古城順子さん(48)は、花火に特別な思いを抱く。
福岡県との県境に近い国道沿いに、ナシの生産者だった邦雄さんが店を開いたのが一九七二年。その翌年からスポンサーを始めた。邦雄さんは「一年間、無事に店を営めた感謝の気持ちを花火に込めよう」と話していたという。
今は市内外に五店舗を展開。パートを含めると従業員は約百人になった。ただ、順子さんは、打ち上がる花火を見たことがない。「花火を見終わったお客さんが大勢、店に来るからね。お客さんから『今年の花火も良かったよ』と言われるその言葉がうれしい」。娘の美那さん(20)も店頭に立つようになった。美那さんも「もっと、日田の祭りをアピールしたい」と笑った。
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