
採用予定など聞く高校の進路指導担当者(左側)
県は十一日、「ものづくり企業と高校の情報交換会」を大分市内のホテルで開いた。昨年秋以降の急激な景気悪化で、二〇一〇年春採用の就職戦線は状況が一変。関係者は「情報収集には貴重な機会だが、今後の景気が心配」と慎重な態度で臨んでいた。
製造業を中心に三十七社の採用担当者五十五人と、私立を含む高校五十三校の進路指導担当者六十人が参加した。
昨年も情報交換会に参加した別府市内の高校担当者は「企業側は昨年(四十一社)より少ない。まだ採用は未定という企業もあり、厳しさを感じる」と懸念を示す。「受注は前年比で半減した」と話す県北の自動車関連の企業は「採用ゼロにはしたくないが、六月の状況を見ないと判断が難しい」と先行き不透明な状況を強調する。
一方で、「採用を減らすことは考えていない」と意欲的な企業も。大分市内の物流業者は「今こそ、いい人材を確保できる絶好のチャンス。忙しいときにはできない人材育成に力を注ぎ、次の回復期に備えたい」と前向きな姿勢を見せた。
県雇用・人材育成課によると、〇九年春の県内高卒者の就職内定率は98・1%、〇八年は98・8%だった。
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