
図書館や児童館などの複合施設の整備を計画している旧南小学校跡地
別府市は、旧南小学校・南幼稚園跡地整備事業の基本計画を策定した。「歴史・文化・交流のまちづくり」を基本コンセプトに、図書館や児童館、多目的ホールなどの複合施設を整備し、人口減少・高齢化が進む市南部地区の活性化を目指す。六月十二日まで、計画に対する市民の意見を募っている。
南小学校区の高齢化率は36・7%と、市内でも高齢化が進んでいる(二〇〇九年三月末)。複合施設を起爆剤として、定住や交流人口の増加、子育て支援、多世代が交流できるまちづくりを推進し、地域の元気を取り戻すのが狙い。
計画は地元住民の要望を基に策定。九十台分の駐車場、二百五十台分の駐輪場などを設ける。道路を挟んで隣接する旧南幼稚園跡地には放課後児童クラブ「南子育て仲よしクラブ」のクラブ室を整備する。
図書館は千代町の市立図書館を移転。蔵書を約十二万冊から三十万冊に増やし、生涯学習の中核施設とする。南部地区児童館、子育て支援センター「わらべ」も複合施設に移転させ、親子が気軽に立ち寄れる雰囲気づくりを目指す。多目的ホールは地域のお年寄りらが集える場所にする。
民間の資金と経営能力を活用する「PFI方式」での整備を計画。来年度までに事業者を決め、一一、一二年度で設計・建設。オープンは一三年七月の予定。
基本計画書は市のホームページや市政策推進課、各出張所で公開中。問い合わせは市政策推進課(TEL0977・21・1122)へ。
PFI方式「導入は可能」
旧南小学校・南幼稚園跡地整備事業について、別府市は、民間事業者に設計・建設・運営を任せるPFI方式の導入可能性を調査。「コスト削減が見込まれる」などとして「導入は可能」と結論付けた。
報告書によると、市が従来通りに造った場合、施設整備費は約三十六億三千万円、維持管理費は年間約一億八千万円。(1)PFI方式を導入すると、施設整備と十五年間の維持管理の総額で三億円程度の削減が見込まれる(2)民間事業者のノウハウや創意工夫により、サービス向上が期待できる(3)民間事業者はPFI方式による事業参加に関心が高い―などとしている。
市政策推進課は「補助金獲得など市に有利な条件が得られれば、ほかの方法も考えられる」としている。
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