
「信頼関係の構築につながれば」と話す宮木敏幸さん(右)と妻の真理子さん=佐伯署本匠駐在所
「おはよう、行ってらっしゃい」。佐伯市の佐伯署本匠駐在所の巡査部長宮木敏幸さん(58)と妻の真理子さん(52)は毎朝、夫婦そろって地域の子どもたちの登校を見守っている。「地域に密着した仕事が使命」と始めた登校指導も本年度で三年目。今ではなくてはならない“駐在さん”として活躍している。
宮木さんの仕事は午前七時から始まる。通学路に歩道がない地区から通うグループを迎えに行き、引率の途中で真理子さんと交代。パトカーに乗って、学校近くの横断歩道に先回りし、交通整理をしている。真理子さんは学校まで付き添って歩いていく。
毎朝の登校指導は勤務時間外のいわばボランティア。宮木さんは「地域警察は住民の協力が不可欠。(登校指導は)交通事故を防ぐことはもちろんだが、信頼関係の構築につながればと思った」ときっかけを話す。
真理子さんも自ら進んで夫をサポート。一方でフラワーアレンジメントの資格を生かし、公民館で教室を開く。本匠小学校の卒業式では、巣立っていく児童一人一人に作品を贈ったこともある。
同校の鎌手勝公校長は「地域に根付いた活動は心強い。安心安全を守ろうという姿勢には頭が下がる。子どもたちも慕っている」と話す。
地区のミニバレーやグラウンドゴルフへの参加、留学生のホームステイを受け入れるホストファミリーもする宮木さん夫婦。「毎日楽しく過ごしている。縁もゆかりもなかった地だが、今では第二の故郷のようです」と笑顔だ。
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