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今も生きる鍛冶屋の技 大山町で工場見学会

[2009年05月08日 09:31]

鍛冶の作業を体験する参加者。奥が指導する川津由雄社長=日田市大山町西大山の川津鍛冶工場

 日田市大山町西大山にある市内唯一の鍛冶(かじ)工場、川津鍛冶工場(川津由雄社長)で、作業場見学会があった。市立博物館で開催している「昔と今の鍛冶屋さん展」に関連したイベント。参加者は鉄を打つ作業を体験し、鍛冶職人の技も見学した。

 約二十人が参加し、こま作りに挑戦。約一二〇〇度の窯で熱した鉄の棒を金づちでたたき、こまの芯になる「けん」を作製。胴体に「けん」を付け、完成したこまを回して遊んでいた。
 川津社長(65)が農具の鍬(くわ)を作る工程も披露。火花を飛び散らせながら、一枚の鉄板から手作業で鍬を作る職人技をカメラに収める参加者もいた。
 同市前津江町大野の農業平山隆祐さん(62)は「私が鉄をたたいても全然形にならなかったのに職人はさすが。こまを回したのは小さい時以来で懐かしかった」と喜んだ。
 同工場は一八三一年創業の老舗。十八歳から工場に立つ六代目の川津社長は「市内の職人は私だけになった。今後も見学希望があれば受ける。鍛冶屋の技をたくさんの人に知ってもらいたい」と話していた。

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