
新型インフルエンザの遺伝子解析(PCR検査)で使用する装置=1日、県衛生環境研究センター
県新型インフルエンザ対策本部は五日、新型インフルエンザ(H1N1型)ウイルスの確定診断を同日から県衛生環境研究センター(大分市)で実施できる態勢が整った、と発表した。県内で新型インフルエンザの疑いがある患者が出た場合、六時間ほどで判断ができる。
県衛生環境研究センターが行うのは、ウイルスの遺伝子を人工的に増やし、迅速に特定する「リアルタイムPCR法」と呼ばれるウイルス検査。装置自体は二〇〇五年度に導入され、ノロウイルスの特定などに使用してきた。今回、国から新型インフルエンザの診断に必要な試薬が届き、検証作業も終えたことから運用を始めた。
県内で感染が疑われる患者が出た場合、十六カ所の「発熱外来」(初診対応医療機関)で、鼻やのどの粘液を採取して簡易診断を実施。新型と同じA型ウイルスの陽性反応が出た場合、県衛生環境研究センターで新型かどうか診断する。
これまでは国立感染症研究所(東京)に検体を持ち込み、遺伝子検査を実施することになっていた。輸送に時間がかかるのがネックだった。
万一、県内で国内第一号の恐れがある患者が出た場合は、同研究所にも検体を送って確認作業を行う。
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