
過去の「別府アジアビエンナーレ」グランプリ作品などを展示している別府市美術館
来年一月の開催に向け、別府市と同市教委がアジア各国から作品を募集している「別府アジアビエンナーレ2010―絵画」が今回で最後となった。会場となる市美術館が手狭となり、展示や保管のスペースがこれ以上確保できないのが主な理由。市教委生涯学習課は「アジア各国との国際交流で積み重ねてきたノウハウは生かしたいが、今後については白紙の状態」としている。
前身の「別府現代絵画展」から数えると、十六年の歴史を持つ公募展。市は毎回、グランプリ作品などを買い上げ、同美術館に展示、保管してきた。展覧会の後、出品者が搬出しなかった海外からの作品も数多く残されているという。
別府現代絵画展は同美術館設立に貢献した故・佐藤慶太郎氏の遺志を顕彰し、次代を担う新進作家を発掘しようと一九九三年度にスタート。二〇〇二年度からは国際化推進事業の一つと位置付け、アジア各国に募集範囲を広げ「別府アジア絵画展」となった。その後、別府アジアビエンナーレのタイトルで二年に一回開催。最も応募が多かった〇五年は四十三の国と地域から千六百点を超える作品が集まった。
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