
「ドリームチェーン」は東京などで3件の受注を獲得
関東・関西など都市圏での販路開拓や、製品・技術の改良を目指す中小企業の成長を後押しするため、県は流通のプロを販路開拓コーディネーターとして活用した支援事業に力を入れている。二〇〇八年度は支援した二十四社のうち五社十四件で、受注獲得に結び付く成果を挙げた。
この「ベンチャー販路開拓支援事業」は、製品の新規性や企業の成長性などで一定の評価がある企業が対象。市場のニーズに詳しい販路開拓コーディネーターは、商社のOBらが活躍している東京のNPO法人ABIC(国際社会貢献センター)に派遣を依頼した。大手商社OBの四人が延べ百六十四社を訪問し、製品・技術の改善指導もした。
ゴム製品成形加工のカワベ(豊後大野市)は、ブランコなどに用いる金属チェーンの間に樹脂をはめ込み、幼児が指を挟まないよう工夫した「ドリームチェーン」を開発。支援事業により東京の区立公園で採用されたほか、遊具施設メーカーからの受注など三件で成約に至った。
トライアクシス(大分市)、九州ナノテック光学(日出町)、ユーネット(別府市)、サンセラミックス(豊後大野市)の四社でも具体的な成果が挙がった。ほかにも成約間近なケースが計二十一件ある。
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県は〇九年度も、ベンチャー販路開拓支援事業の支援対象企業を募集している。県ビジネスグランプリの一次審査通過企業など、販路開拓に必要な準備が整っている中小企業を想定している。県庁ホームページから申請書を入手できる。問い合わせ先は、県経営金融支援室(TEL097・506・3223)。
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