
松川賞の入賞作品を発表する清水聡二委員長(左)
ゆふいん文化・記録映画祭実行委員会(清水聡二委員長)は、中・短編ドキュメンタリー映画を全国から公募し、表彰する「松川賞」の入賞五作品を発表した。二十九日に由布市湯布院町で開幕する第十二回映画祭で上映し、大賞(一作品)を選ぶ。
一次、二次選考を通過した入賞作品は、▽大阪市西成区釜ケ崎地区で起きた住民票登録をめぐり、行政の迷走や、住民票と投票権を求める住民の姿を追った「住民票を返せ」(二〇〇八年、同製作実行委員会)▽厳しい訓練に耐え、絶対的な上下関係に従う一人の応援団員にスポットライトを当てた「団旗の下に」(〇七年、大須賀康之監督=杵築市在住)―など。
松川賞には国内外から六十五作品の応募があり、前回(六十四作品)を上回った。入賞作品は映画祭二日目(三十日)に上映され、ドキュメンタリー作家の森達也氏、ノンフィクション作家の吉岡忍氏ら選考委員と同実行委スタッフが審査する。
清水委員長は「入賞作品は作り手の思いがしっかり表現され、構成力にも長けた力作ぞろい。叙情的なジャンルから社会派の作品まで題材も豊富で、総じて作品のレベルも高い。どれが大賞になってもおかしくない」と話している。
松川賞は、ドキュメンタリー映画の巨匠、故・松川八洲雄監督の偉業をしのび、前回から創設された。
ゆふいん文化・記録映画祭は二十九日から三十一日まで、市湯布院公民館などで開く。このほかの松川賞の入賞作品は次の通り。
▽「波の記憶―船大工、新城康弘の物語」(〇七年、床田和隆監督)▽「面打/men―uchi」(〇六年、三宅流監督)▽「にっぽんの記憶 第二話 盆のはなし」(〇八年、テレコムスタッフ)
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